個人で行う不動産投資の王道としては一棟もののアパートが多いですね。区分マンション投資は初心者向けの位置づけで余り儲からないといわれています。本当に儲からないのでしょうか?また、失敗するリスクはどれくらいなのでしょうか?
区分マンション投資には特有のメリットがあり、十分収益をあげられる可能性がありますのでご説明していきたいと思います。
私は個人で区分マンションで投資を行いいくつかは売却も完了しています。区分マンションだけで総額で約4000万円の売却益を出してきました。
私は区分、特に都心の区分マンションはサラリーマンとの相性が抜群な投資手法であると考えています。
Contents
区分マンション投資は儲からない?やはり一棟を狙うべき?
個人向け不動産の参考書にはよく、まずはワンルームマンションから投資して、慣れてくれば一棟ものに移っていくことを勧める本が多い気がします。
もちろん戸建てに特化したものとかもありますが一棟ものを買い進めていくのが個人投資家の王道と思われていると思いますし、おおむねその通りだろうと私も思います。
私も一時期一棟ものに手を出したいと思い色々情報を集めていましたが、とりあえずもうしばらくは都心の区分マンションで修行を続けることにしました。
区分が全く儲からないかといえば決してそんなことはありません。私も投資を始めてから約4,000万円程度の売却益を達成できていますので、市況を見ながらきっちりとした戦略を立てればある程度の収益は出せると思います。
爆益を上げて秒速でセミリタイアは難しいですが、うまくいけばサラリーマンをある程度続けながら豊かな生活が可能というのが区分マンション投資なのだと思います。
区分マンションは儲からないということはない!私が都心の区分マンション投資を選択する理由3つ
以下が私が都心区分マンションへの投資を行っている主な理由です。
都心区分マンション投資を選択する理由
- とっつきやすく、立地がよいところへ投資できる
- 手離れ感(メンテナンス労力が比較的低め)
- 比較的流動性が高く、リスクを抑えやすい(いざというとき撤退しやすい)
とっつきやすく、立地がよいところへ投資できる
皆さんは一人暮らしや家族暮らしで特に都心にお住まいの方々はマンションを買うか借りるかして住んでいる方が多いと思います。
そういう意味ではマンションを投資するにあたってのチェックポイントがすでに身についているということです。
すなわちどのようなものが住みやすいか、立地の良しあしや周辺施設になにがあるとありがたいか、このようなことは自身で住む場合に確認しますが投資でも全く同じチェックを行います。
投資するマンションを借りる人の立場になって物事を考えるのがすでに身についている人が多いのではないでしょうか?
一棟ものが経験と知識が必要なのは、そもそもの土地の建物の立地だけでなく、規制やそもそもの賃貸経営ノウハウなど、幅広い範囲でより深い見識が不可欠だからです。
また、都心の一等地で一棟ものに投資をするには莫大な資金がかかります。
一方都心の区分も決して安くはありませんが少額で投資できるものも中にはあります。不動産は立地が命なので、いい場所を選んで投資をすることはリスクを抑えることにつながります。
手離れ感(メンテナンス労力が比較的低め)
都心の区分マンションは余り保有中に手間暇がかからないのが一般的です。
やはり投資の時点で心力を注ぎいい物件を購入して、やり方を間違わなければ賃貸はほぼすぐつくことが多いですし、ある程度の審査を行えば余り大きな問題が賃貸中に起こることも少ないといえます(もちろんゼロではありませんが)。
下記にご説明しますが、売り方も間違わなければ流動性が高いので、換金化もしやすいと思います。
したがって不動産の投資運用はしたいけれど中々時間を割けない人はまずは区分で、というのは一つの良い選択肢だと思います。
私も不動産は大好きですが、やはり時間や労力をかけすぎると飽きてしまうし心理負担があります。もちろんいざとなれば集中的に力を注ぐことができるならば一棟ものにチャレンジする価値はあると思います。
比較的流動性が高く、リスクを抑えやすい(いざというとき撤退しやすい)
投資はリスクをとるものであり、そのリスクをゼロにすることはできません。
もしリーマンショックよりも大きな経済ショックや、大規模災害などが起こった場合は区分マンションも無事では済みません。大きな損失につながるリスクがあります。
ただ、一方でワンルームマンションでも分譲マンションでも、特に今の市況では流動性が高く、売りやすい状況です。
したがっていざとなれば株式など上場商品に比べると時間はかかるものの、比較的短期間で売却することが可能であるため、例えば投資した部分がゼロになる可能性は比較的低いです(高レバレッジで投資した場合、自己資金がゼロになるリスクはもちろんあります)。
もちろん、またリーマンショックが起これば流動性が枯渇する可能性はあります。
私が区分に集中しているのはこの点が一番大きいです。
都心区分マンション投資は儲けることは可能だが、デメリットも
区分マンション投資は儲からないことは決してないが、大儲けはしづらい
一棟ものに比べても月々のキャッシュフローは少なく、いかに安く仕入れることと、期間をかけて負債部分を減らしていくかが勝負になります。
したがって大きく値上がりすることも最近では難しく、収益も地味です。
投資した区分マンションのメンテナンスコストをコントロールしづらい
区分ではランニングコストが管理費、修繕積立金、固定資産税、賃貸管理手数料が代表的な項目です。
賃貸管理手数料はある程度コントロールが効きますがそれ以外は金額を変えることはできません。
理事会で提案して管理会社を変えたり、修繕積立の額を変更しなければだめですが、それは正直中々できません。
一棟ものであれば自分でコストや積立を見積もりコントロールすることができます。これば収支に大きく関わってきます。
区分マンションは決して儲からない資産ではありませんが、不動産は自分が割ける労力と取れるリスクを考えて決めましょう
棟ものがダメだとか、区分がダメだとか一律で良しあしは判断できません。区分でも私の様にある程度収益を出すことは可能です。棟ものでもいい加減な投資をしたら身を滅ぼします。
自分のかけられる労力や勉強時間、そして情熱と、どこまでの損失を許容できるのかをよく考えて取り組み一緒に成功しましょう!
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