外資系、日系問わず転職をするためには転職エージェントの存在が必須になります。ただ、エージェントは数多くあり、どこがいいのかわかりません。
コトラ(Kotora)は外資系を含めた金融機関への転職に非常に強みがあります。
初めて転職エージェントのサービス利用を検討される方はイメージがわかず中々動きづらいと思います。
こんな方におすすめ
- 転職エージェントのサービスのイメージがわかず、尻込みしている
- 面談するとどのような話をするのか分からず、少し不安
- 本当はお金が発生するのではと不安
今回は私個人の実体験をお話していきたいと思いますのでイメージをつかんで頂ければと思います。
結論からいうと私個人は決して担当者との相性が良かったわけではありませんが、持っている求人の質は比較的良質だったので、すぐに転職に動くつもりがなくとも一応登録、面談はしておいて損はないかなと思いました。
また、これも先に申し上げておくと、もちろん無料です。転職が決まっても無料です。
これは募集をする企業側がエージェントに支払いをしているからです。なので安心してご利用ください。
また、エージェントは数も多く、どこのエージェントでも一緒ですが、担当者次第で結構ぶれます。
一方で自分に合う担当者が必ずしもベストな求人情報を持っているとも限りません。大事なのは自分にあった求人情報を持っていてその求人にうまくのせてもらえる様にリードしてくれるということだと考えます。
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Contents
コトラ(Kotora)とは
コトラ(Kotora)は金融業やIT、コンサルや経営幹部層などいわゆるハイクラスに特化した転職エージェントです。
金融(特に外資系)に強い転職エージェントとしてはアンテロープ、キャリアカーバー、エイペックス、ムービンストラテジックあたりのイメージが勝手にありましたが、コトラもその一角としては認識していました。
実際にエージェント(コンサルタント)の経歴を見ると特に金融業界出身の担当者が多く、金融業界に強いというのはうなずけます。
実際に求人情報をみていると日系、外資系の金融機関(特に投資銀行業務やアセットファイナンス/投資業務)や投資ファンド(PE/不動産)がひととおり確認できます。
ネットの口コミを見ても概ね評価は良好に見えましたので、面談しようと思いました。
コトラ(Kotora)転職エージェントとの面談体験
当時転職を検討していた私は色々な転職エージェントを調べてコンタクトをとっていました。
実は大部分はリンクトイン(Linkedin)から連絡を受けて話を聞いていましたが、主体的にも探してみようということでコトラは自ら登録してアポイントメントを取りました。
また別の機会でご紹介しますがリンクトインは転職には必須のツールだと思います。
中にはかなりいい加減な転職エージェントもおり、時間の無駄に終わったケースも多々ありますが、転職の選択肢がぐっと広がります。
コトラの転職支援サービス登録、履歴書提出後に面談のアポイントメント
まずはコトラのHPにいき、転職支援サービスに登録(無料)します。
その後、CV(職務履歴書)を提出し、面談のアポイントメントを取ります。CVは面談後でも私の時は大丈夫でしたがとりあえず出しておきました。
面談はコロナ前だったので先方オフィスに伺いお話を聞いていただきました。
まずはCVに沿って自身の経歴を改めて説明。考えているキャリアパス、今興味のある職種等ざっくばらんに伝えました。
コトラ担当者との面談内容
まずは既に提出しているCVを基に、自身の経歴を説明していきます。
私は面接の練習だと思って各職務で達成した実績等も踏まえて詳しく説明していきました。
また、なぜ今転職を考えているのか、どのような職種に興味があるのか、特定の会社や業界でチャレンジしてみたい先についての話をしました。
その後、担当者からのフィードバックを聞きます。
フィードバックの内容としては私のバックグランドと興味がある職種の親和性やキャリアパス上プラスになる点、ハードルになりそうな点を説明してもらいます。
また、自分が携わっていたキャリアや資格、語学力などの能力がマーケットでどう評価されるのかなどのフィードバックももらいました。
その上で、その時に募集していたポジションをいくつか紹介してもらい、その業務内容や探している人物像のポイントなどについて説明を受けるといった流れです。
他の転職エージェントを利用してもおおまかな流れは一緒であるとの理解です。
コトラを利用して感じたメリット、デメリット
担当コンサルタントからのフィードバックを踏まえて私個人が感じた良かった点、うーん?と思った点を挙げていきたいと思います。
コトラの良かった点
- 押さえるべき求人はしっかり押さえていた。
- コンサルタントの知識や経験は確かに豊富に感じた。
- アフターフォローが手厚かった。
コトラで感じたデメリット
- 担当コンサルタントが少し紋切型で個人的に会話のキャッチボールが難しかった。
- 転職とは関係ない無駄な話が少し多かった。
- ホームページで見ていたほど外資系金融の求人数は多くなかった。
よかった点①:押さえるべき求人はしっかり押さえていた
確認したのは金融系の求人だけですが、さすがコトラだけあって巷で聞いたことがあるようなポジションについてはしっかり求人情報として抱えていました。
とりあえず求人に対する情報、例えば職務内容や欲しい人材のバックグランドや人物像はしっかり把握している様に感じました。
いい加減なエージェントだと余りジョブディスクリプション(職務内容)を把握しないまま私の様な転職希望者にぶん投げるところもあるのでそこは安心感があります。
よかった点②:コンサルタントの知識や経験は確かに豊富に感じた。
担当してくれたコンサルタントは金融業界出身なだけあって私の経歴や職務内容については深く理解してくれていました。
また、前職の会社もコトラを利用して人材募集をしていたらしく、状況を聞くことができたのですが、結構マニアックな職種であるにも関わらずよく業務内容や業界については理解をしていた様でした。
そういった意味ではコンサルタントから受けた説明やキャリアパスについてのアドバイス、そして当時私が希望していた職種についてのフィードバックは納得感があるものでした。
よかった点③:アフターフォローが手堅かった。
面談では結局応募することを決めたポジションはありませんでした。
ただ、数週間のうちに私に合いそうなポジションが出てくるたびに担当コンサルタントからしっかり紹介をしていただきました。
もちろん彼らの仕事としては当たり前のことですが、社名、職務内容、なぜ私に合うと思って紹介しているのかを明記した上でご紹介いただいたのでここについては好感を持ちました。
デメリット①:担当コンサルタントが少し紋切型で個人的に会話のキャッチボールが少し難しかった
当時私が興味があったのは少し経歴から外れた職種でした。
これも面談の中で相談したのですが、はっきりと私の経歴を見る限りは厳しいといわれました。もちろん正論ですし、ある程度想定していたフィードバックではありました。
ただ、ダメ元でチャレンジしてもいいくらいのストレッチの仕方だと思っていた中でしたので、もう少し柔軟に相談に乗ってもらっても良かったのではと思いました。
例えばドンピシャの職種ではなくとも少し関連性のある職種を紹介して次のステップでまた希望職種にチャレンジするなどの方法は不可能ではなかったはずです。
実際しばらく後に希望していた職種を別のエージェントから紹介してもらいましたが、かなりいいところまで選考は進んだので、トライしたいときは絶対にその意思をコンサルタントに伝えるべきだと思います。そうすればコンサルタントも寄り添ったソリューションを提供してくれるはずです。
デメリット②:転職とは関係ない無駄な話が少し多かった。
コンサルタントは私の気を落ち着かせたり、雑談から人となりみようとしてもらってるのかなと感じたものの、こちらも暇ではないし、いいポジションを探すという明確な目的をもって時間をとっているので、必要以上に時間をかけて本筋ではない会話をするのは不要なのでは?と感じました。
もちろん先方も悪気はないですし、変にこちらから遮るのもはばかられるので悩ましかったのですが。。。
デメリット③:ホームページで見ていたほど外資系金融の求人数が多くなかった
当時転職先は日系でももちろんよかったのですが、やはり少しリスクをとってでも外資系にチャレンジしたいという気持ちだったので、メインは外資系金融を希望していたのですが、思ったほど求人は多くなかったです。
メジャーどころの外資系投資銀行や、よく聞く外資系PE等の求人はおさえていたのですが、少しマニアックなファンドとか、外資系のアセットマネジメント(運用会社)は数が少なかった記憶があります。
ただし、これはたまたまだった可能性もあります。通常外資系金融の募集はボーナスが出る1月や2月以降の前半に数が増える傾向があるといわれているみたいですが、私がコトラと面談したのは年後半近い時期です。
単純にタイミングが悪かっただけかもしれません。
コトラ(Kotora)は登録して情報収集する価値はあり
ごりごりの外資系金融しか興味がない場合はコトラは少し物足りないかもしれません。
また、コトラに限ったことではありませんがコンサルタントは相性次第の部分もあります。ただ会社として情報さえもっていれば個人間の相性よりも、より効果的にいい求人情報にフィットして応募できるようにしてくれるかが一番大事だと思います。
そういった意味では扱っている情報量を考えてもコトラへ登録し、情報収集だけでもする価値はあるかと思います。
コトラだけでなく別の転職エージェントを並行して活用しながらキャリアアップを図るのが望ましいと考えます。とりあえず軽い気持ちで登録してみてはいかがでしょうか?
もちろん登録も相談も無料です。