転職/金融業界

外資系に英語面接は必ずあるのか?私の経験をお話します。

外資系金融機関への転職活動で気になるのは英語面接の有無です。ただでさえ緊張する面接で、母国語でない言葉で面接というのは心理的にも相当ハードルが高いですね。

今回はまず、外資系金融では英語面接があるのかというのを私の経験からお話していきたいと思います。
途中で落選したものや最後まで残ったもの様々ですが、英語面接があるかどうかについてはご紹介できると思います。

Contents

外資系金融の英語面接有無は会社と職種次第

職種が海外とのやり取り必須の場合や日本のチーム人数が少ない外資系企業は英語面接必須

一番英語面接が出てくる可能性が高いのは、募集しているチームが少人数の場合で、本社とのやり取りが想定される業務での面接です
業務が日本国内だけで完結するわけでは無いのでそもそも面接で英語がなくても業務で必ず使うことになりますので、逆を言うと英語面接を切り抜けなければそもそも業務を行うことすら難しいというものです。

投資銀行部門は必ずしも英語面接があるわけではない

一般的に投資銀行部門はどの企業も一定程度の規模があり、かつ業務が日本でほぼ完結することができるため、英語面接が必須というわけではありません。
ただし、クロスボーダー取引もでている今、英語は避けて通れないでしょう。

企業の採用の裁量範囲はそれぞれの為、日本国内で決裁できるレベルの採用であれば英語面接はないですが、企業内ルールで決裁権限が海外にある場合は当然英語面接が出てきます。

また、日本人との面接でも業務を遂行する能力があるかを調べる意味で英語面接をさせられる可能性もあります

応募するタイトル(職位)によっても英語面接の有無変わってくる

これは各外資系金融機関の決裁権限の範囲によって変わってきますが、概ね若手レベル(アナリストやアソシエイト等新卒~5年目程度)の採用は日本にあり、それ以上は海外というパターンもあります。

そうなると若手は英語面接を経なくても採用される可能性がありますが、結構年次が上になった時点で外資系金融に転職しようとすると英語面接に遭遇する可能性があります。

私が面接した外資系金融の7割程度は英語面接あり

結論からいうと、私が体験した外資系金融機関の面接の7割は英語面接ありでした。全て転職の面接です。

英語面接は少数チームであればあるほど遭遇率が高い!

ご参考までに私が今まで受けた面接での英語面接の有無は以下のような感じでした。

今まで受けた外資系金融(ファンド含む)の面接内容一部

  • 米系投資銀行:英語面接なし。初回で1回3時間程度でチームメンバー数名と面接。
  • 米系投資ファンド:英語面接なし。初回でチームヘッドと面接。
  • 欧州系投資銀行:英語面接なし。初回で日本チーム数名と面接
  • 某政府系ファンド:英語面接あり。初回はチームヘッドと日本語面接、その後本国と英語面接2回。その後3時間程度でチームメンバー数名と面接(日本語)、最後は日本ヘッドと英語面接
  • 某不動産投資銀行:英語面接あり。初回はAPAC(アジア太平洋)ヘッドと英語面接。その後日本チームヘッドと日本語面接、その後本社ヘッドと英語面接。
  • 欧州系運用会社:英語面接あり。初回は日本ヘッドと面接。その後APACヘッドと英語面接。最後に本社のグローバルヘッドと英語面接
  • 米系投資ファンド:英語面接あり。初回は日本ヘッドと日本語面接。その後APACヘッドと英語面接。その後関連部署チームと英語面接。最後は日本代表と英語面接
  • 欧州運用会社:英語面接なし。初回は日本ヘッドと日本語面接。その後日本代表と日本語面接

特徴としては以下の感じでしょうか?

メモ

  • 投資銀行業務など国内チームのビジネスが確立されており、顧客も日本企業等の場合は必ずしも英語面接は出てこない。
  • 国内チームが少人数の場合、APAC(アジア太平洋)責任者や本社責任者までの距離が短く、英語面接に遭遇する確率が上がる。
  • 業務上、同僚や顧客と英語でコミュニケーションを図る必要があるものについては、英語面接は必須。

外資系金融の英語面接も準備をすれば怖くない

まずは転職・就職エージェントと綿密な打ち合わせを

外資系金融機関への転職をあっせんしてくれるエージェントはほとんどの場合、事前にどのような面接プロセスを経て採用に至るのかを把握し、教えてくれます。

その中で面接相手のポジションやマーケットの評判等含めて想定問答を一緒に考えてくれるはずです。エージェントは残念ながらあなただけの味方ではありませんが、あなたが採用されることで収入が入るので、通常は色々親切に協力してくれるはずです。

英語面接には心と体の準備を

英語面接を闇雲に恐れるだけではたとえ就職できたとしてもその先に不幸が待っている可能性があります。

英語面接では英語力がつたないという理由だけで落とされることはありません

ネイティブでなくてもきっちりと準備を行っていれば十分勝算はあります。そのためには必ず聞かれることなどは前もって準備して面接に臨めば必ず道は開けます。


具体的な英語面接対策は↓をご参照ください。
外資系企業の英語面接で聞かれるメインの質問はこの3つ!対応策は?


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