外資系、日系問わず転職をするためには転職エージェントの存在が必須になります。
ただ、エージェントは数多くあり、見極めは難しいです。
エンワールド・ジャパンは外資系を含めた金融機関だけでなく、幅広い業種へ豊富な求人案件があります。
こんな方におすすめ
- 転職エージェントのサービスを利用するのは何となく怖い
- エンワールドジャパンの名前を聞いたことがあるが、実際どのような話をするのか知りたい
- 転職サービスは無料とあるが、本当は後でお金を取られるんじゃないかと不安
まず3つ目の点については無料です。仮に転職できたとしても個人はお金を取られません。
これは募集をしている企業が転職エージェントに手数料を払っているからです。なのでご安心ください。
その他の疑問については私個人の実体験を金融機関にフォーカスしてお話していきたいと思います。
今回の面談では残念ながら直接応募する案件は出てきませんでしたが、担当コンサルタントのクオリティが高いと感じ、潜在的な求人案件も紹介してくれました。登録、面談はしておく価値はあるかなと感じました。
ただし、担当コンサルタント次第で結構ぶれますので色々な転職エージェントに登録や面談をした上でベストな先を見つけることをお勧めします。
Contents
エンワールドジャパンとは
エンワールド・ジャパンは、1999年に創業のグローバル人材特化の転職エージェントです。
元々外資系の転職エージェントであったところ、エン・ジャパン株式会社に買収されたようです。その名残りからか外国籍のコンサルタントが数多く在籍している様です。
特に外資系企業・日系グローバル企業の、ミドル~ハイクラスのポジションの転職支援を得意としています。
求人情報を見てもそのとおり日系、外資系ともにハイスペックなものが多く、業種も金融だけでなく幅広くカバーされている印象です。
ネットで検索してみたら、どうも「しつこい」という評判がかなりの数でヒットします。本当でしょうか?
転職プロセスにおいてのフォロー
サービスの大まかな流れは以下イメージの通りです。
大事な部分は2つあります。
ポイント
-
会社としていい募集案件の情報を押さえていて、自分のキャリアと希望に最適なものを紹介してくれるか
- 採用プロセスにのった場合、面接ごとに適切ばフィードバックやアドバイスをもらえるか
実際の面談内容を鑑みるとエンワールドジャパンはこの重要なポイントはしっかり押さえているという印象を受けました。
まず、会社としていい募集案件の情報を押さえていて、自分のキャリアと希望に最適なものを紹介してくれるか、については、詳しくは後に触れますがターゲットとなりそうな企業についての知見と潜在的なものも含めた情報を持っていると感じました。
プロセス上のフォローについてはまだ実際に受けていませんが、担当者との会話から採用プロセスにのったらかなり具体的なアドバイスやサポートをしてくれそうだと思いました。
具体的には私が興味があったある潜在的な案件はどの部署の誰が人を探していて、どういう人を探していて、想定しているステップまで話してくれました。
エンワールドジャパンとのアポイントメント、面談体験
エンワールドジャパンはリンクトイン(Linkedin)からメッセージで面談の依頼があり、応諾しました。
もちろんみずから登録し面談することが可能ですし、向こうから来ても自分から言っても紹介される求人案件の質は変わりません。
ちなみに私はエンワールドの担当コンサルタント2名と電話面談をしました(コロナのため)。
2名とも別々にリンクトインからの面談依頼です。私の情報は共有した上で連絡がきたみたいです。
やはり転職選択肢を広げるという意味ではリンクトインは必須のツールになると思います。
1人は日本人、もう1人は外国籍の担当者でした。
日本人担当者との面談体験
日本人の担当コンサルタントは既に具体的な手持ちの案件があったため、私の職歴を少し詳細にご紹介した後に求人案件についてのお話をしました。
職歴についてはリンクトインで書いてはいますが、本番の面接を意識しながら例えば具体的に実績や、特にどの部分が得意分野であるのかという点にフォーカスして説明しました。
結果残念ながらドンピシャで応募したい求人ではなかった為応募には至りませんでした。
ただ、その後私が描いているキャリアパスのイメージや、直近での希望職種など、相談をしました。
担当者からは私のキャリアバックグランドと希望職種のギャップの有無や、私のスペックでの市場価値等について、ざっくばらんなフィードバックを頂きました。
その上で実は抱えていた求人以外にも潜在的に出てきそうな案件があり、その募集内容の詳細を教えてもらいました。
今その会社のどのポジションの方と話していて、どのような人材を募集する予定だったのか、詳しくお話しました。
担当者との相性の問題かもしれませんが、終始好印象でした。
外国籍担当者との面談体験
外国籍の担当コンサルタントはある程度私のバックグランドを理解した上での面談でした。
ただし、こちらは具体的な求人案件ではなく初期段階のリサーチに近い形での面談でした。
先方のクライアント(募集企業)が想定している求人ポジションについての印象を聞かれたりしました。
こちらからもマーケット環境等含めた情報を提供しました。
また、情報の根拠として自分がこれまで携わってきた業務内容なども織り交ぜながら説明しました。
今後募集案件が具体化してまたご連絡が来るのを待ちます。
エンワールドジャパンの良かった点、いまいちだった点
エンワールドジャパンの担当コンサルタントと面談してみて良かった点、悪かった点は以下の通りです。
エンワールドジャパン良かった点
- コンサルタントが業界に対する理解が深く、募集企業にかなり深く入り込んでいる
- 元外資系ということもあり、外資系に強い
エンワールドジャパンのデメリット
- 求人情報が意外に少ない?
- アフターフォローが少し弱い?
良かった点①:コンサルタントが業界に対する理解が深く、募集企業にかなり深く入り込んでいる
そもそも紹介を受けた求人案件について、募集要項(ジョブディスクリプション)を深く理解していました。
また、企業が持っている欲しい人物像やスペックについては特に良く理解している様に見えました。どのような人材を求めているかの理解は前に面談したコトラの担当者よりも深い印象を受けました。
また、潜在的な案件についても募集企業の担当者をがっちりおさえている様でした。
募集が開始していないにも関わらず、既に詳細な内容を把握しており、応募に備えることができそうな説明を受けました(残念ながらこちらは選考に進むことはできませんでしたが)。
ただし、これは担当コンサルタントがよかったということもありますので会社全体で同じことが言えるかどうかはわかりません。
いずれにしろ勝手なイメージで「浅く広く」情報を持っていると思ったのですが、意外に「深く狭く」という実態でした。
良かった点②:元外資系ということもあり、外資系に強い
私がフォーカスしていたのが外資系金融メインであったこともありますが、余りメジャーどころではない(いってしまうとマニアックなところ)が業界ではしっかりとしたプレゼンスがある外資系企業も押さえていました。
どちらかというとメインどころを用意しているイメージだったので募集企業で自分が注目していた少しニッチな企業が出てきたというのは好感を持てました。
デメリット①:求人選択肢が意外に少ない?
上に外資系に強いということは触れましたが、求人数自体は少ない印象を受けました。
面談の中で紹介を受けた企業は2,3社だったので他の企業だともう少し幅広に紹介を受けるのが多かったので少し意外に感じました。
アポイントメントの経緯がリンクトイン経由でいわばヘッドハンターと同じようなプロセスだったからかもしれません。
エージェントから連絡があるときはだいたいピンポイントで1社の求人についての相談が非常に多いのでそう考えるとそこまで違和感はないかもしれません。
デメリット②:アフターフォローが少し弱い?
担当コンサルタント2名と面談したのですが、その場で応募する企業はありませんでした。
ただ、色々とキャリアプランや意向についてのインプットはしたのにも関わらず、その後のコンタクトが弱いです。
1社受けたいと思っていた潜在求人が具体化しそうになった時に連絡を受けたのですが、それは選考に進めないという連絡だけでした。
もしかしたら余りいい人材だと思ってもらえなかっただけかもしれません泣。
また、外国籍の担当コンサルタントからもその後なんのフォローもありませんが少し気長に待ちたいと思います。
エンワールドジャパンは選択肢として押さえておいた方がいい
まず「エンワールドジャパンはしつこい?」という評判については、上に触れたとおり、「しつこくない」という答えになるかと思います。
むしろもうちょっと頻繁にコミュニケーションを取ってほしいところでもあります。
とはいえ担当コンサルタントが持っていた情報も深くて有益だったので、登録して一度面談しておくことはいいかなと思います。
また、具体的に応募して採用プロセスにのれば当然コンサルタントと密にコミュニケーションをとることになります。何故ならここがコンサルタントにとっても収益発生チャンスになるからです。
もちろん、エンワールドジャパンだけに頼って転職活動を行うのは選択肢を自ら狭めることになります。
コンサルタントの話を鵜呑みにすると、せっかくの機会を逃す可能性があるのでお勧めしません。情報の真偽を判断するのは自分自身のリスクです。
いくつかの転職エージェントを併用して、その中で応募企業を決めて転職プロセスを進めることをお勧めします。
相談、面談全て当然無料ですし、自身の客観的なマーケット価値を知るいい機会になるかと思います。